死ぬまでに一度は行ってみたい!時空を超えた日本初の5Dレストラン『élan vital(エランヴィタール)』を大解剖!

ニュース体験.jp / グルメ, , , , , / 公開日:2017/03/31

こんにちは!お洒落番長☆riko☆です。普段あまり親孝行が出来ていないので、今回はうちの母を王様のブランチでも紹介された今とっても話題の!五感で味わう時空を超えた日本初の5Dレストラン『élan vital(エランヴィタール)』に連れて行ってあげました☆


もう全てが斬新で新感覚☆フレンチと和の見事な融合で今までに体験をした事がなかった!味わった事がなかった!そんな時空を超えた世界へと皆さまをお連れ致します。

élan vital(エランヴィタール)とは

『élan vital(エランヴィタール)』『創造と進化』を意味するようで、以前は西麻布にお店を構えていたようですが、去年11月に移転をし北参道の地でリニューアルオープンをしました。


シェフの深作さんは元々和食を展開されていたようですが、和は良い意味で堅く新しく斬新な物が産まれにくいと思った為にフレンチに転身。そしてフレンチの中でも「THE王道」というよりは、まだ誰もした事がない!作った事がない新しい物を作り進化させ続けたい!新しい提案をして行きたい!


そんな思いからフレンチと和を見事に融合させ、誰も想像をしない!想像を遥かに超える動きがある料理を提供して下さるのが『élan vital(エランヴィタール)』

5D?!五感で味わうって・・・どういうこと?!

映画館では3D上映、中には4Dのように立体的に映像が観える上に席が揺れたり風と共に匂いが映画館を包む事はありますが・・・5Dって要はそれ以上って事になりますよね!しかも映画館ではなくレストランって!?


一体どんな仕掛けがされているのかというと、レストランという空間であるのにも関わらず一皿一皿に物語があり、3Dプロジェクションマッピングそしてインスタレーションアートが施されていました!


しかし、驚くのはまだ早いですよ!更に!一皿一皿に煙や香り、お酒の色が変わる等の演出もあり、レストランの世界を超えていました☆


レストランというより、屋内の空間から屋外へと場所が移り、まるで森の中や宇宙で高級なお料理を楽しむような解放感が味わえます♡では、早速8品のお料理と6杯のワインペアリングがセットとなった素敵なフルコースをご紹介致しましょう♪

chapter1:四重奏


テーマは森の中でキラキラ輝いた産みたて鳥の卵を見つけた!!!時の喜びといったところでしょうか?巣の中の卵は縦ではなく横に入っているようでその細部までを表現する為に卵の横に穴を空けて、鱒、キャビア、うに、からすみそして蟹のムースを下にひき『四重奏』と名付けたようです。


卵の横に穴を空けるのはとても難しいそうですよ!ちなみに、別名は魚卵が沢山入っているので『痛風殺し』だそうです笑。そんな面白いエピソードを含めながらコースの説明をして下さったのが『élan vital(エランヴィタール)』の支配人である池田さん。


シェフの深作さんも支配人の池田さんもとっても気さくな方でお料理がより一層楽しめました♡私からしたらお二人は料理のマジシャン!!!


一緒に頂くお酒はオーストラリアモエシャンドン。

chapter2:真贋


テーマは本物か偽りの物なのか見極めよ!形に捉われないといったところです。一体どんなテーマよ?と思われる方が多いと思いますが、実はこの部分半熟卵ではなかったのです!!!chapter1の四重奏で卵の殻が出てきたので、誰もがこれを半熟卵だと思うのですが・・・


これには一切卵の成分が使われていないそうなのです!そういった意味でこのテーマは本物か偽りの物なのか見極めよ!なんでしょうね笑。温かい状態での半熟は料理技術だけでは不可能だそうですよ!流石深作シェフ☆

99%水分を飛ばしたトリュフのリゾットにマイクロ空心菜をほうれん草のソースと苺の泡をつけて頂きます。


一緒に頂くお酒はオーストラリアモエシャンドン。

chapter3:収穫

テーマは少年&少女時代に戻った気分で野菜の収穫をしよう!といったところでしょうか?四季の変化をイメージしているようです。


まずはジンベースの青いお酒に注射器に入った液体を入れると・・・


煙が出て甘ーい香りがテーブルを包みます☆そしてドリンクがピンクに変化。

これは寒い冬から春が到来した事を現し、小さな植木鉢に入った土(オリーブで出来ている)


花、姫林檎やホオズキをお皿に小さなスコップやピンセットで自由に並べる事で畑の完成!


秋の収穫という事で頂きます。残った土に木の幹の中のココナッツパウダーを振る事で雪をイメージ。このお料理1つで本当に四季を感じられました☆

chapter4:最中

テーマは江戸時代の『粋』な人・・・そして日本らしさを残しながらも世界にも通用する市松模様の2020年の東京オリンピックエンブレムを表現しているのかな?と感じました。
出典:i.huffpost.com

こちらの最中食べ方も斬新すぎて笑・・・まず初めに日本酒が入っているかのような檜の升が置かれるのですが・・・


残念!日本酒ではないんですね。なんと圧縮されたスポンジを檜の升に入った、檜を蒸留した物につけ、手に檜の香りを付けるんです!


檜の香りがする手で最中を持って食べる事でより最中を美味しく食べられるという。更に一番最初に舌に触れる味覚までを考えた食べ方を提案されていました。


バルサミコを使用したこしあん、フォアグラ、生クリーム、くるみが入っており、例えるなら、パリ、東京、江戸の粋な部分を集約した最中☆といったところでしょうか?


一緒に頂くお酒は高知県の亀泉☆

chapter5:真実

テーマは偏見に捉われずにまずは自分自身で確かめてみる事が大事!既成概念に捉われない挑戦!と言ったところでしょうか?鰻のパイ包みに梅とクリームソースをかけて頂くのですが・・・もう絶品!!!


昔から鰻と梅の組み合わせは悪いと言われてきたそうですが、食べてみてから組み合わせが良いのか悪いのか判断して!と言わんばかりの一品でした☆


またお料理に添えられている緑の葉っぱである浜弁慶草がまさかの牡蠣の味であった事には驚きでした!


一緒に頂くお酒は白ワインの女王!シャルドネ☆

chapter6:紬ぎ(つなぎ)

出典:tabelog.ssl.k-img.com

テーマは身近にある物でも調理の仕方によってこんなにも変わる!新しい食の提案。普通のレストランではお口直し(つなぎ)にはグラニテのような物を出すところが多いですが『élan vital(エランヴィタール)』では・・・まさかのー196度の液体窒素につけられたフォアグラポップコーン!

出典:tabelog.ssl.k-img.com

煙モクモク出ています笑。口に入れると更に煙が!どこまでも斬新でお客様を飽きさせません!※興奮のあまりつなぎは写真を撮り忘れました涙。食べログから引用しています。

chapter7:燃ゆる


テーマは森の中で鳥の囀りを聞きながらのBBQ!トマトソースが火、黒いごぼうが墨を表現しており


燻製した香りには欠かせない桜チップを用いた嗅覚、視覚を刺激する演出!丸太からはなんと!2年間も熟成させた牛タンのお出まし!


ソースは3種類用意されていましたが意外にもこの黄色い納豆ソースが牛タンに合いました☆シェフの深作さんは茨城出身の為、茨城名物である納豆をどうしても使いたかったそうです!


また、フォークとナイフを温めて提供する気配りにも感銘を受けました☆一緒に頂くお酒は長野井筒ワインメルロー100%。

chapter8:分かち愛

テーマはその空間に居る人達みんなで1つの作品を作りあげる喜び!


最初に運ばれてくる物はブルーキュラソーシロップ&フランボワーズの上に丸い氷の中にミルクが入ったカクテル。なんと!その氷をリングホルダーと金づちで割るんです。笑


次にシェフの深作さんが直々にテーブル全体にスウィーツアートを描きに来てくれます!


ここでプロジェクションマッピングがスタートし、宇宙に浮かぶ地球、木星、木星の衛星であるエウロパ、隕石が登場!


そして大きなまるで恐竜の卵を思わせるチョコが渡されテーブルの真ん中に投げつけるように指令が出ます。惜しくも卵を投げつけると・・・中からはたくさんのスウィーツが!


卵はスウィーツの宝箱であると共に恐竜の絶滅。そして新たな命の誕生。を意味していたのではないかと思います。この作品(料理)は、実は映画『君の名は』からヒントを得たようです!なるほどー!納得!と思える料理、いや作品でした☆

まとめ

全く新しいタイプのレストランである『élan vital(エランヴィタール)』はその名の通り創造と進化をシェフやソムリエと共に楽しめる体験型のレストランでした!


食事を終えてレストランを出た際はショートトリップにでも出かけたかのような清々しい感覚になりました☆一皿一皿に物語があるとお話しをしていた深作シェフ。


その物語とは彼が少年時代に初めて目にした物、耳にした物、驚き、喜び等の心の奥に深く刻まれている記憶を料理に表現しているのでは?と思いました。そしてそれは食事をする私達も同時に時空を超えて楽しむ事が出来るのだと。


テーブルには鍵がかかった引き出しがあり、秘密の引き出しを開ける鍵を渡され、小道具を手にしてトリップ(体験)は始まります。


森の中。小さい頃夢中になって遊んだレゴや恐竜。小学校の時の理科の実験室。青から赤に変わるlリトマス試験紙。天体望遠鏡で眺めた宇宙への憧れ。そんなシェフの人生そのものが、想いが、料理に込められていると思いました。


五感を働かせて『élan vital(エランヴィタール)』で食事をすると季節移動、空間移動そして時空を超えてあの頃の感動と喜びに満ちた自分に会いに行ける。そんな気がしました。日々忙しい生活に追われ、心の奥に埋もれ忘れかけていた素直なあの頃の自分にまた会いに行こう!そんな素敵な非日常体験をさせてくれる『élan vitalエランヴィタール)』でした。

<<基本情報>>
店名:élan vital(エランヴィタール)
住所:東京都渋谷区代々木1-20-4 代々木ダイヤビル 1F
電話番号:03-6300-9347
営業時間:12:00~23:00
定休日:不定休※完全予約制

記:☆riko☆
時空を超えた日本初の5Dレストラン『élan vital(エランヴィタール)』体験記

注目の投稿