脱ステロイドでアトピー改善を。感じてきた疑問と答え、備忘録として記します

ニュース体験.jp / アトピー , / 公開日:2015/08/03

脱ステロイドでアトピーと自ら戦う看護士のムーミンです。今もアトピーとは付き合っていますが、ステロイドを使用せず、自分の中で「物理的対策」「心理的対策」双方をコントロールすることにより、安定して過ごせるようになりました。今回は自分の備忘録として、アトピー対策の脱ステロイドで感じてきた疑問とそれに対する答えを記していきたいと思います。

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アトピー性皮膚炎の原因って、なに?

アトピー性皮膚炎の原因は、もちろん生活環境やライフスタイルで様々変わります。複雑に絡み合っているので、同じ環境下にいても発症する人としない人がいますので、その人の体質とも深く関係しています。実際、アトピーになるには以下のような環境的要因が影響しているようです。

化学物質等の原因物質(中毒症状)

昔からの食事情、日々の食習慣(取り過ぎや不足)

清潔すぎる生活環境(免疫力の低下)

睡眠・運動不足(副腎皮質ホルモンや新陳代謝不足)

そして、これらが引き起こす異常原因は、大きく分けてこの2種。

 

①皮膚の機能の要因(皮膚のバリア機能低下)

皮膚には本来、外敵から身を守る、大事な物質の流出を抑えるために「皮膚のバリア機能」が備わっています。本来健康な状態であれば皮膚はしっとりきめ細やかに保たれています。しかしアトピーの場合はこの皮膚のバリアが低下しています(健康な肌よりもセラミドが30%も少ないとも言われています)。皮膚のバリア機能の低下によって皮膚が乾燥し、それによってかゆみを感じ、外部刺激にも過敏に反応してしまいます。この場合、まずは皮膚のバリア機能を回復させ、水分量を増やす必要があります。

ちなみにこのパターンの場合、ステロイドはあまり意味がありません。ステロイド剤などの薬は、免疫を抑制することで炎症を抑えるのでこの場合のかゆみを抑えるものではありません。元々なるべく避けたいステロイドですから、しっかりと正しい選択を行いたいところです。

②免疫機能異常の要因

アトピーのもう一つの原因はいわゆるアレルギーです。免疫機能が何らかの異常を引き起こすことで皮膚にも異常が現れます。自律神経が正常に機能しなくなることで様々な不調を招きます。免疫の働きを持つ白血球の仲間には顆粒球とリンパ球がありますが、これらの適度な割合は約60:35と言われています。この通常の割合を顆粒球が超えてくると粘膜に炎症を起こしやすくなり、リンパ球が越えてくるとアレルギー反応を起こしやすくなる、ということです。特にアトピーの場合は顆粒球方の場合が多いようです。これはステロイドの長期使用などで粘膜に炎症を起こしてしまっているとのこと。

 

ステロイド外用薬を処方されています。使い続けても大丈夫?

もちろんお医者さまからも説明があったと思いますが、ステロイド外用薬はあくまで対症療法。たしかにアトピーの治療薬としての王道はステロイド外用薬や服用薬。炎症を鎮める作用を持つ副腎皮質ホルモンと同様のものを人工的に作り出した薬で、炎症がひどい部分にだけ局所的に使うと、湿疹やかゆみを鎮めることができます。ステロイド剤は、効果の強いものから5段階に分けられています。症状の重さや、使用する人の年齢や部位など考慮してお医者様が判断して使い分けているようです。

しかしステロイド剤による治療は上記②免疫異常の要因のところでも記しましたが、副作用が心配。あくまで症状を一時的に治めるためだけの対症療法です。私も長い間使用してきましたが、結果的に粘膜に炎症を引き起こしやすい体になっていたようです。さらにステロイドホルモンは皮膚が新しい細胞を作り出す作用を抑えてしまうという働きもあり、やはり悪循環なんです。特に顔とかは皮脂腺が多くて毛穴が化膿しやすいようで、ニキビやヘルペスなどの細菌感染も起きて・・・。他にも、副腎の機能が低下などさまざまな副作用があるようで、間違いなく脱ステロイドの治療が望ましいのは言うまでもありませんでした。

gatag-00012997飲み薬を処方されています。使い続けても大丈夫?

ひとつは抗ヒスタミン。かゆみや炎症などのアレルギー反応の原因となるヒスタミンという化学物質の活動を抑制するもの。かゆみを抑えてくれる薬ですが結構眠くなるので、仕事前等の服用はあまり行いたくないところ。もう一方、抗アレルギー剤においては、ヒスタミンが炎症を起こすのを抑えるのと同時に、ヒスタミンが発生する元を抑制する作用も持っており、より頼りになります。ただやはり症状が厳しい方たちが処方されているのはステロイドの内服薬だと思います。これはやはり副作用が最も怖い。お医者様の指示通りに行う事が必須です。いずれにせよ全て医薬品ですので、ずっと頼り続けたくは無いのです。

 

ステロイド治療の問題点(時点の症状を抑えることと治療は別物!!)

やはり薬はかゆみを抑えるだけ。アトピーの根本解決にはなりません。結局症状を一時的に抑えるだけなんですよね。むしろ最近では問題点の方が多く指摘されています。体の免疫反応によって炎症が起きると炎症はかゆみとして認識されます。その元の免疫反応を抑えてかゆみを消すのがステロイドなわけで、アトピーが治ったわけではありません。結局ステロイドの効き目が切れれば、また炎症が起こってかゆみは再発します。根本原因を絶ってないから、当然ですよね。

むしろステロイドで症状を抑え続けていると、アトピーの原因がつかみづらくなります。本来アトピーは体内バランスが乱れていることを知らせてくれているわけですが、これをむりやりステロイドで抑えることでどんな要因が自分に負担をかけているのかわかりづらくなってしまいます。食生活がダメなのか?運動不足がダメなのか?睡眠不足がダメなのか?それとも環境の問題?様々な問題を自分で認識して行くためにも、ステロイドの”一時的に抑える”と言う事に私もあまり積極的ではありませんでした。

さらに言うと、元々ステロイドと言うのは「免疫力を低下させる薬」だったようです。結果それがその場の異常な反応を抑えることに繋がったので、アトピーの対処療法になったとのこと。ですので逆に言えば、ステロイドを続ける程自分の体の免疫力は下がっていくわけです。皮膚の免疫力も落ちてしまいます。そうなると、今度は別の感染症のリスクが出て来ると言う・・・。しかも、ステロイドは”体内に残留・蓄積”されていくそうです。1回塗るだけで2週間も皮膚に残留することが海外の学会でも分かっているようです。これを、数年間続けたら、どんなことが起きるか…。1年以上塗り続けたステロイドが体から抜けるのに少なくとも4,5年はかかると言われているんです。時間軸ははるかに違いますが、抜ける迄長い年月を要するというのはまるで、放射能のようですね…。ですから、いつステロイドを絶って根本から治していくか、という覚悟が必要だったわけです。

 

ステロイドを使わずに改善できるのでしょうか?

これは私の経験上もそうですが、前述の通りステロイド剤の塗布だけでは、アトピーを完全に治すことはできません。私も生活での改善と心の改善などを取り組みながら、ゆっくりと時間をかけて、アトピーの症状を出にくくするための体質改善を行ってきましたし、それが正常な肌への近道だと実感しています。まずは、毎日の食事や肌着、保湿剤、お風呂、化粧品、洗剤、寝具等々、あらゆるところから自分にあった良い方法を選んでいき、生活することが大切と思います。

なお、私の経験上では「アトピーに撮って良く無いことは何でも制限」「いいことは全て我慢してでもおこなう!」というのはむしろ逆効果で、心理的な理由で症状が出ることもたくさんあります。やはりポジティブに向き合って心も前向きにすることが肌へのストレスも抑えられ、快適に生活できるようになるんだなと感じています。

まず基本的な生活習慣はこうです。既にアトピーの方は当然取り組んでいると思います。私も最初は意識してやっていましたが、今では自然と習慣になっているので、全く苦ではありません。

 

とにかく皮膚の汚れを落として清潔に

患部に汚れが付着した場合は、すぐに洗い落とします。通常から皮膚を清潔に保つためにも、1日最低2回はシャワーか入浴を行って汚れや余分な皮脂を落とし、皮膚の表面で細菌が繁殖することを防ぐように心がけています。

肌へ刺激は極力抑える。

シャワーを浴びるとしてもゴシゴシこすることはありえませんよね。強くこすらないように気を付けながら、刺激の弱いやさしい石鹸を使ったりしています。本当は石鹸も避けろという話もあるのですが、温泉力は私にとっては合う石鹸だったので、一度安定したら手放せなくなり、使用を続けています。自分に合う石鹸を探すのも苦労しますが、とても大切なことだと実感しています。よく泡立てて素手で優しく洗います。皮膚のしわの隅々まで洗い、石鹸が残らないように十分すすいで流すことがやっぱり大切。

入浴・温泉はものすごくいい!課題は水質と入浴方法

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やはり自然治癒力を高めて行く上では、体を温めて血流、新陳代謝を促進し、内分泌や自律神経に働きかけることが重要です。実際、こういう行動が肌のバリア機能を高めて、正常な免疫バランスを取り戻してくれるようです。そもそも水につかることで肌に刺激なく汚れを取ることが出来ますし、血流促進は新陳代謝を助けて正常なターンオーバーに役立ちます。さらに肌がきれいな状態なまま汗をかけること。汗をかくことで汗に含まれる抗菌ペプチドが出て殺菌、肌を守る効果があるようです。

ただ、そうはいってもお湯につかるだけでひりひりして無理!という事もあると思います。私はこれは水質と温度でそれぞれ調整して行きました。通常の入浴では水道水を使いますが、やはり水道水には塩素が含まれていますので、その塩素がセラミドを分解してしまい肌の感想を招いてしまいます。また、どうしても残ってしまう水道水内の化学物質も影響を及ぼすリスクがあると思います。また、普通に水道水でお風呂に入る場合、やはり40度くらいまで温めなければ体も温まった感じがしませんがあまり温度が高いと逆に体は熱を受けないように動きますし、体には負担が生じ乾燥しやすくなってしまいます。

そんな中、やはり温泉と言うのはとても役に立ちます。まず温泉と言っても99.9%は水です。違うのは、その水質です。温泉には水の分子のきめが細かく浸透力が高いこと、ミネラルがバランス良く含まれていること、化学物質などの有害物質が少ないことが上げられます。もう一つは、低温でも温まりやすいと言う事。温泉の場合含有成分の影響で38度程度でも体が温まります。このくらいの温度だと、副交感神経優位で入浴できるので体もリラックスします。よくお風呂は低温で長く入る方が体が温まると言うのはこのことです。そして汗をかけば抗菌作用も働き、免疫力も上がります。ちなみに当然毎日温泉に入るなど不可能ですから、私は温泉成分を入れるなどして入浴しています。天草のお風呂還元スパ等は私がはじめのころに使っていて今でも継続しているものです。もちろん、実際は飽きるので私は様々なものを使っています。ただ、硫黄系や酸性系はちょっと刺激が強いので避けています。

入浴後の乾燥を防ぐバスオイル保湿!

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温泉が良いのは分かっていてもそのあとの感想が苦手…と言うのもあると思います。これも、特に空気が乾燥しがちな秋冬だとやばいです。出てスキンケア使用と思ってもその前からかゆくなってくるんですよね。これは温まった皮膚がすぐ乾燥してしまうからです。そこで手間をかけずにしっかり感想を防ぐのに役立っているのが、「バスオイル入浴」。乳化剤や防腐剤が入っていないナチュラルな入浴専用バスオイルを入れて入浴します。私は普通に無印良品のホホバオイルをよく使用します。これを使用するかしないかではかなり雲泥の差が出ます。入浴後の乾燥スピードが断然違いますから。だからこそその後の保湿スキンケアも十分にできます。もちろん毎日バスオイルが使えなくても、浴室の中でオイルやクリームを塗ってしまうのも手ですね。やはり入浴後の乾燥が随分防げます。

 

あくまで私にとっての脱ステロイドのための基本生活です。上記は間違いなく効果がありました。まず取り組む基本事項でもありますが、とにかく楽しみながら行い、慣れて行くことが大切ですよね。また別のコラムで今度は食生活やスキンケアについても書きたいと思います。

脱ステロイドでアトピーと自ら戦う看護士 ムーミン