ドイツのクリスマス伝統菓子☆シュトレンを食べてみた!

ニュース体験.jp / news, グルメ, 旅行, 生活, 趣味, 飲食, , , , , , , , , , , , / 公開日:2017/12/23

こんにちは。美味しい食べ物とお酒をこよなく愛するライターAyaです。クリスマスシーズンになるとこの季節ならではの美味しそうなお菓子がショーウィンドウを彩り、目にもお腹にも楽しい時期ですよね。今日は最近注目を集めている、欧州発のクリスマス伝統菓子の世界を一緒に覗き見してみませんか?
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世界のクリスマス伝統菓子

昨今いろいろな場所で、珍しいクリスマス伝統菓子を見かけますよね。その中でも、日本でも手に入りやすい有名なお菓子を4つ、ご紹介したいと思います。

①シュトレン(ドイツ)

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ドイツのドレスデン発祥の菓子パン。シュトレンは、ドイツ語で「坑道」の意。トンネルのような形をしていることからこの名前がつけられたと言われています。生地には、レーズン・レモンピール・オレンジピール・ナッツなどが練りこまれていて、表面には真っ白になるまで粉砂糖をまぶして仕上げます。その形は、幼子イエスを産着で包んでいる姿を模したとも言われています。
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クリスマスを待つ4週間の期間を、アドベント(待降節)と呼びます。その期間に、シュトレンを少しずつスライスしていただくのが一般的な食べ方です。フルーツの風味などがパンへ移り、日に日に味が変化していくため、「今日よりも明日、明日よりも明後日と、クリスマス当日がだんだん待ち遠しくなる」と言われています。
 

②パンドーロ(イタリア)

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イタリアの伝統菓子。元々はオーストリアで生まれたお菓子であると言われています。生地はふかふかと軟らかく、断面は黄金色。バニラの香りがするのが特徴。形状は先端のない円錐形で星型にえぐれていて、8つの頂点があります。材料は、小麦粉・砂糖・卵・バター・カカオバター・酵母。
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ちなみにドライフルーツが入るものはパネットーネと呼ばれていて、ミラノの銘菓として知られています。
 

③クグロフ(オーストリア・ドイツ・スイス・フランス)

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オーストリア・ドイツ・スイス・フランスなど様々な国で食べられている伝統菓子。クグロフという型(斜めにうねりのある蛇の目の形をした型)にキルシュ(さくらんぼの蒸留酒)で香りをつけたレーズンやアーモンドなどを入れて焼き上げた、ブリオッシュ風のパン菓子。粉砂糖を振りかけていただきます。
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フランスアルザス地方では日曜の朝に焼く習慣があり、白ワインと楽しむことが多いそうです。オーストリアではどの家庭にもクグロフ型があり、クリスマスには欠かせない家庭的なお菓子とされています。
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マリー・アントワネットや、フランスに亡命したポーランド王であるスタニスワフ・レシチニスキの好物だったことも知られています。
 

④ベラベッカ(フランス)

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フランス・アルザス地方で生まれた洋梨のパン。寒さの厳しいアルザスで、冬季に保存食として楽しむ風習があります。
中には洋梨をはじめ、10種類ほどのドライフルーツやナッツがぎっしり詰まった、密度の高いお菓子です。
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数種の木の実とドライフルーツにキルシュ(さくらんぼの蒸留酒)を浴びせて漬け込み、イースト生地を加えて焼き上げます。焼き上げてしばらく熟成させることで経過時間ごとに違う味わいを楽しめるのが特徴です。

 

クリスマス伝統菓子の由来とその楽しみ方

色々な種類のお菓子があり、どれもとても美味しそうですよね。次に、欧州のクリスマス伝統菓子の持つ文化的背景や楽しみ方をご紹介します。

アドベント(待降節)期間の風習

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アドベント(Advent)とはキリスト教における「出現・降臨」を意味し、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことを言います。古来、アドベントはクリスマス前に断食をして身を浄める期間とされていました。期間は、クリスマスの4週間前の日曜日からクリスマスイブまでとされています。
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日本でも1日1日めくっていくタイプのアドベントカレンダーは、随分と定着しましたよね。クリスマスの伝統菓子も、少しずつスライスしながらいただく事で、当日までを指折り数えて楽しみに待つという風習を持ち合わせています。当日までそんな風に過ごすのって、なんだか気分が盛り上がりませんか?
 

長期保存がきく、ありがたいお菓子

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欧州の冬は長くて寒いです。昔は作物も取れなかったため、長い冬を乗り切るための人々の知恵が伝統菓子には凝縮されています。ドライフルーツを洋酒に浸すことにより、さらに保存がきくように工夫されているのです。その背景を想像すると、とてもありがたいお菓子だと思えてきませんか?
 

クリスマスケーキよりもシックな雰囲気

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日本ではクリスマスは、華やかなイルミネーションに美味しいご馳走、そしてデザートには可愛いデコレーションケーキというのが定番ですよね。欧州の伝統菓子の魅力は、華やかさとは反対のシックさにあります。キリスト教の厳かな雰囲気、寒く静かなヨーロッパの景色などをイメージさせる大人のお菓子、というイメージです。伝統菓子を卓上に飾り、いつもよりシックでお洒落なクリスマスを演出するのも、また違った楽しさがあるかもしれません。
 

お酒とのマリアージュも楽しめる!

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シュトレンなどの発酵菓子やドライフルーツを洋酒に浸してあるお菓子は、お酒にも合います。大人のクリスマスパーティで、チーズなどと一緒にお酒とのマリアージュを楽しむのもいいですよね。また冷えたお酒だけでなく、ホットワインなどと合わせても美味しくいただけるのではないでしょうか?

 

シュトレンを食べてみました♡

筆者も実際にお気に入りのパンやさんで、シュトレンを買ってみました!
Kiriy’s Fresh   シュトレン ハーフサイズ ¥1,250-(税込)
1本丸ごととハーフサイズと迷ったのですが、初めての購入でしたのでハーフサイズを選びました。1本だと値段は¥2,500-(税込)でした。パッケージにもこだわりを感じます。クリスマスカラーのリボンと、白いガーゼをイメージしたような袋で、シュトレンの世界観を演出しています。そのままギフトにもなりそうですね。

袋を開けてみると、粉砂糖がコーティングしてあるシュトレンが登場♡表面を彩る粉砂糖が、まるで雪をかぶっているように見えて可愛らしい!断面からもレーズンやナッツがたっぷり入っていることがわかります。

1センチ幅くらいにカット!切った時の感触は、サクッとしていてナイフもあまり汚れませんでした。う〜ん、これは美味しそう!期待が高まります♡

口に入れてみると、まずは甘さがガツンときます!その後、レーズンなどのドライフルーツ、ナッツの味わいを感じます。ドライフルーツからは洋酒の香りを感じ、まさに大人のためのお菓子だと思いました♡食感は、パウンドケーキよりサクッとしていて軽い口当たりでした。

朝は熱々のブラックコーヒーといただきましたが、夜になってからは白ワインと一緒に食後のデザートとして食べてみました!これが合うんです♡びっくりするくらい!ワインだけでなく、ブランデーやシャンパンなどとも好相性かと思います。
出典:kaminoshizuku.com
いかがでしたか?今回はクリスマスの時期に食べられる、世界の伝統菓子をご紹介しました。同じお菓子でも、各洋菓子メーカーやパン屋さんによって、味も食感も様々なものがあります。皆さんも是非お気に入りを見つけて、シックで大人なクリスマスを体験されてみてはいかがでしょうか?
 

記:ライターAya

クリスマス伝統菓子紹介記事