女性のための「武士道」のすすめ!凛とした芯のある女性になるために読む本。

ニュース体験.jp / 社会, 趣味, , , , , , , , , , , / 公開日:2018/05/22

少し前に「歴女」という言葉が流行したように、昔の偉人に憧れを持つ女性はたくさんいると思います。彼らに惹かれる理由として、その生きざまだったりやり遂げたことだったりと「なんかかっこいい!」と漠然と感じてる人が多いんではないでしょうか。

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そんな「なんかかっこいい!」彼らが大切にしていたのが「武士道」です。

武士道って言葉よく聞くけど難しくてよくわからない。」「結局武士だから男の人のことだよね」って方のために、今回は、女性向け且つわかりやすく理解できる武士道の本をご紹介したいと思います。

 

そもそも「武士道」とは?

「武士道」とは日本人の精神性をまとめたもので、もともとこの言葉があったわけではありません。前の五千円札の肖像に描かれている新渡戸稲造が、日本人古来の精神性を欧米に伝えるために書いた本のタイトル『武士道』から広まったものです。

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武士道とは、ノブレス・オブリージュ(身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるというもの)であり、日本人の行動規範として挙げられている7つの徳目が義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義です。このなかで特に大切なのはであり、どんな困難な状況でも周りに流されずに正義を守る勇気を持つものが真の武士だとしています。

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自分の信じる道が周りから見れば間違っていたり、批判されたりしたとしても、そんなときでも自分が正しいと信じていることを守りぬくことが大切なんだよ!ってことですね。なかなかできることではありません…。

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時代は違えど、現代においても見習うべきところはたくさんあるんです。それをわかりやすく書いてある本を次でご紹介していきます。

 

武士の家に生まれた祖母の言葉を集めた本。

まずはこちら、石川真理子著「女子の武士道」

明治22年に武家の娘として生まれ、厳しいしつけを受けた祖母と12歳までともに暮らしていた、著者の石川さんが、後年、祖母の生き方や言葉を思い出すにつけ戦後の日本人女性が忘れてしまった「人としての心得」「女性としての在り方」がその中にちりばめられていたことを知ります。本書では祖母の言葉を挙げながら、女性とは、妻とは、夫婦とはどうあるべきかを語っていきます。

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55個ある祖母の言葉で一番初めに「おなごがでたらめになれば世の中がでたらめになります」という言葉が。こういった凛とした女性がいてこそ立派な男や家庭、そして社会があるということを強く言っています。同じシリーズの女子の教養では、実際に凛とした女性であるために常日頃より気を付けておくべきことを50個説いています。姿勢や表情、返事の仕方まで普段生活していて、はっと気づかされるものばかりな上に日常生活にも取り入れやすいです。

女子師範学校の生徒へ行われた講義内容

次はこちら。森信三「女性のための修身教授録」。

20年以上のロングセラーとなっている『修身教授録』の姉妹本になります。国民教育の師父と言われた森信三先生の師範学校での授業が再現されたこの本では、講義を口語のまま収録されているので非常に読み進めやすいです。生徒の筆記録がもとになっているため、まるで授業を受けているかのように進みます。修身教授録と同様に、人生の真理を深くとらえた森先生の授業テーマは、返事」「苦労と人間」「結婚生活の厳しさ」「大自然の営み」「お金の貸借」「最後の問題等、多岐にわたります。

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その中でも、年齢関係なく女性としての在り方から母としての在り方まで、女性がこの世の中でどうあるべきか説いています。「子どもにとって母親は絶対ですから、したがって良きも悪しきも子どもはすべてを母親に学ぶところからくるでしょう」と本書で言っているように、社会や男、家庭がどうなるかは女性にかかっている、というところでも石川さんの祖母と同じことを言っていることがわかります。

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また読み進めていくうちに私は、小さいころに受けていた母の愛情、暖かさや安心感、強さを思い出さずにはいられませんでした。一人の女性としても、母親になってからも、ふとしたときに思い出して開きたい一冊になっています。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

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生きている時代も環境も違えど、日本人として昔の人に見習うべきことはたくさんあります。日本以外の文化や考え方も多く入ってくるグローバルな今の世の中だからこそ、後世にまで残していきたいものですね。悩んだり迷ったりしたときに思い出すことで、何かしらの答えに導いてくれるものになるのではないでしょうか。

武士道のすすめ 本紹介記事
記・saki