ミシュラン2つ星レストラン『ベージュ・アラン・デュカス』で優雅な女子会ランチ♡

ニュース体験.jp / グルメ, , , , , , / 公開日:2016/11/07

港区の(元)嬢です。今回は先日上京前からの友人とランチした銀座のお店をご紹介したいと思います。
夏ぶりに会う友人との女子会のテーマは『素敵なお店でインスタジェニックな写真を撮りまくる』。笑
ということで、嬢時代に大好きだったシャネルと、フランス料理の巨匠アラン・デュカスのコラボレーションによるフレンチレストランベージュ アラン・デュカス 東京に行ってまいりました。

いざ入店

シャネル銀座ビルディングの10Fにありますが、ブティックの方ではなく、マロニエ通り側にある専用入り口から入店します。

レセプションの方に予約内容をお伝えし、いざ入店。

こちらが言わずと知れたシャネルの世界観全開なエレベーターです。ボタンまでシャネルのロゴ。可愛すぎて入店前から既にテンション上がりっぱなし。笑
フロアに到着すると、スタッフの方に席まで案内して頂きます。私達は正面にブルガリタワーが見える席でした。

フロアは天井が高く、広々としていてとても居心地が良かったです。
店内のインテリアは全て、世界中のシャネルブティックの設計を担当するデザイナー、ピーター・マリノ氏によって演出されているそう。
ソファーのファブリックはシャネルのツイード、テーブルクロスもお店のオリジナルのものでした。色はもちろん全て「ベージュ」です。
(メニューを見て悩んでいる友人。笑)
まずはドリンクを注文し、コースを選択。個人的に昼間からお酒を飲むことを好まない上、友人はアルコールが苦手なので、お互い大好きなマンゴージュースで乾杯。笑

 

コースは3種類の中から選択

まずは下記の3種類の中からコースを選択します。

Ⅰ:MENU A 9,000円(前菜一皿、メインディッシュ一皿、小菓子、デザート) ソムリエセレクショングラスワイン2杯、食後のお飲物
Ⅱ:MENU B 9,000円(前菜一皿、魚料理一皿、肉料理一皿、小菓子、デザート) 食後のお飲物
Ⅲ:MENU du CHEF 13,000円(シェフお任せ3皿、小菓子、デザート)食後のお飲物

ⅠとⅡは前菜、メインディッシュ、デザートをそれぞれ用意されているメニューの中から好きなものを選ぶことができます。

私と友人はⅡのBのコースを選択しました。
 

フィンガーフード

食前酒(私達はジュースですがw)と一緒に頂くものとして出てきたお料理は、野菜の千切りをかつら剥きのように薄いシート状に切った鎌倉産の大根で巻いたもの。

一つは人参、ズッキーニ、根セロリなど根菜を千切りにしたもの、もう一つはロメインレタスが中に入っています。
上にかかっているブラックオリーブとマヨネーズで作られたソースがあっさりとしていて前菜前にふさわしいさっぱりとした感じのお味でした。
 

アミューズブッシュ~前菜前のお楽しみ~

前菜の前に出てきたのは鯛のスープ。スペルト小麦とホウレンソウ、「クルジュ」というズッキーニを潰したものの上に、スタッフの方が鯛から取ったスープを目の前でかけてくださります。

上に添えられたズッキーニの花がとても可愛らしく、綺麗な彩りに目が引きつけられました。
スペルト小麦は古代エジプト時代から食べられてきたという古代穀物ですが、ぷちぷち、もちもちとした不思議な食感がおもしろかったです。
 

2種類のパン

バゲットと、丸いものはイチジクと栗のパン。こちらのイチジクと栗のパンが美味しすぎて5つぐらいおかわりした私。見た目の割に大食いだとよく言われますwww

栗の味はほのかに香りがする程度でしたが、プチプチとした食感がイチジク好きの私にはたまりませんでした。
そして右手にあるのは自家製バター。昔ながらの手法で練り上げるボルディエという種類で、丸2日間かけて作っているそう。無類の乳製品好きな私はこちらの濃厚であるにも関わらずさっぱりとした味にやみつきになりました。笑

アントレ~前菜~

前菜はカサゴのア・ラ・ヴァブール、スープ・ド・ポワッソンとフユイヌのサラダ。

左手奥の小皿に入っているものがフユイヌのサラダ。フユイヌことウイキョウは、今回初めて目にしたお野菜ですが、セロリのクセを少し弱めたようなお味で、シャキシャキとした歯ごたえが印象的でした。

こちらがカサゴのア・ラ・ヴァブール、スープ・ド・ポワッソン。フユイヌを煮たものの上に蒸したカサゴを乗せたもの。
※スープ・ド・ポワッソン:魚介のアラをたっぷり使った濃厚なスープのこと
そして私はこのスープ・ド・ポワッソンが何かものすごく生臭く感じました、、、(笑)
 

ポワッソン~魚料理~

一品目は鯖と野菜のフォンダン。

鉄板焼きにした鯖と、蕪、人参、オニオン、ズッキーニ、クルジュ(ズッキーニを潰したもの)。その上にお魚の頭から取ったスープにくずきりでとろみをつけたものを事前に流し、更にトマトのソースをかけたお料理です。
個人的には今回のコース料理の中ではこちらのお料理が一番美味しかったかも、、、。スープの味も主張しすぎず、ふわふわで香ばしい鯖から秋っぽさを感じられて◎でした。

何より、色とりどりのお野菜がたくさん入っていたので見た目にも美しい。一切水を加えずお野菜そのものから出る水分のみで蒸し上げられているので、どちらも旨味がぎっしり詰まった濃い味がとっても美味しかったです。
ここで本来であればビヤンド(お肉料理)なのですが、肉料理が苦手な私はお魚料理をもう一品頂きました。笑
二品目のポワッソンは秋鮭“銀聖”、ランティーユとロメーヌサラダ。

北海道産の秋鮭のコンフィに、レンズ豆のピューレにヴィネガーを加えたソースをかけたものだそうです。付け合わせはレタスとトマト。
コンフィとは、塩をすり込んで低温のオイルの中でじっくり煮るというフランス南西部発祥の調理法ですが、お店ではコンフィにしてから外側をカリッと焼いて盛りつけるので、見た目はシンプルに見えますが、実はとても手間がかかったお料理なのだそうです。
ヴィネガーが大の苦手な私ですが、そこまでヴィネガー感は感じられず、美味しく頂けました。ただちょっと鮭が塩辛かったかな、、、。笑
 

友人からのサプライズ

お料理を全て食べ終わった後、お手洗いに立ったのですが、ドアには女性用マークではなくシャネルのバッグがかかっていました。

男性用にはネクタイがかかっているそう。なんとまぁこんな細かいところまでシャネルづくしだなんて、、、ここまでやるかって感じもしますが振り切って素敵。笑
そして席に戻るなり、突然友人からサプライズでプレゼントを貰いました。

中身は最近発売されたばかりのシャネルの新作リキッドリップ、『ルージュ アリュール インク』。そして私の大好きな赤。センス良すぎてドン引き。笑
実は先日25歳になった私ですが、全く何の意識もしていなかった上に、少し天然なところのある友人が私の誕生日を覚えていたことに驚きすぎて笑いが止まらず。(笑)

ほんまにありがとう。化粧品収集癖があり、こだわりが強い私にプレゼント選ぶの迷ったし渡すのも怖かった、と言っていた友人ですが、その神がかったセンスに驚愕です。爆笑
程よくマットで、発色・色持ちもとても良いので、貰ったこの日から毎日つけているほどお気に入り!!
 

デセール~食後のデザート~

お店を予約した際には当然何もお伝えしていなかったのですが、キャッキャしていた私達の様子を見たスタッフの方が、誕生日だったということをシェフの方にお伝えしていただいたのでしょうか、、、
なぜか「お誕生日おめでとうございます」というお言葉と共に可愛くデコレーションされたデザートが出てきました(笑)

カレ・シャネル ショコラ-プラリネ、ヘーゼルナッツのアイスクリーム添え。
ベージュはアラン・デュカスとシャネルのコラボレストランであり、随所にシャネルのグッズや趣向が散りばめられているものの、『シャネル』の名前を冠したお料理はこちらの一皿しかないようで、特別なメニューのようです。

表情や色彩の異なる糸で織りなすマトラッセのツイードを「カレ」(正方形)に切り取り、金箔でツイードをイメージしたチョコレートのデザート。トップに添えられた細く長い飴細工は流れ星をモチーフに作られたものだそう。
飴細工の中はヘーゼルナッツのプラリネ(焙煎したナッツ類に加熱した砂糖を和えてカラメル化したもの)になっていて、サクサクとした食感が楽しめました。
見た目以上に濃厚でしたが、エピソードや見た目の華やかさに比べると、味の印象は薄いかなぁ、、、。もちろん一連のコースの締めとしては、十分に満足できるものでしたが。

食後の飲み物には大好きな紅茶を選択し、プティフールとして出てきた2品の小菓子。

レモンとフランボワーズのマカロン。嬢はマカロンを好んで食べるタイプではないのですが(食感が苦手w)、どちらもしっかりとフルーツそのものの香りや味がしっかりとついていて意外と美味しかったです。笑

カメリア、世界的に有名な香水No.5、ココマーク、キルティング等、シャネルのアイコンたちをモチーフにした可愛すぎるチョコレート。可愛すぎてため息しか出ません。ホワイトチョコレートは苦手なので手をつけていませんが、(笑)ブラックの方は甘さ控えめでスッキリとした後味が美味しかったです。

ざっくりとしたまとめ(※嬢の独断と偏見の塊)

お料理自体は正直ここまでの金額を出すほどのクオリティではないのですが、スタッフさんのサービスや、シャネルの世界観に浸ることのできるラグジュアリーな空間を堪能するために出したお金だと思うと、決して惜しくはありません。

特にシャネルに目がない方は一度は行っておいても損はしないお店かな、と。シャネルに興味がなくても女子ならテンション上がること間違い無しです。
ちなみに居心地が良すぎて私たちは気づけば3時間半ぐらい滞在してしまっていました。笑
お互い上京して2年経ちますが、北新地のお店で一緒に働いていた頃から夜にしか顔を合わせたことがなかった友人。5年の仲で初めてお昼から遊びましたが、たまには健全な感じも悪くないですね。笑

でもこういうのは女の子同士じゃなくてメンズに連れてもらって来るもんやんな~、とうなずき合う銭ゲバ二人でした。こんなんやからいつまで経っても結婚できへん。さすが常に人生崖っぷちの27歳と25歳。笑
当分の間はインスタジェニックというテーマが私達のブームになりそうなので、またおすすめしたい場所ができればご紹介させていただきます。笑
▷▷▷ Beige Alain Ducasse TOKYO
〒104-0061
東京都 中央区銀座 3-5-3
シャネル銀座ビルディング10階

記/港区の(元)嬢
ベージュ アラン・デュカス食レポ記事